外反母趾など 痛みの改善について その5

[2015年04月22日(水)] カテゴリ: 痛みの改善について

外反母趾の痛みが改善するのにHPの提示回数よりも

かかってしまう原因についてのご紹介、その5です。

以前の記事に目を通しておられない方は、

ぜひ、その1~4番目の記事に目を通してくださいね。

〇の題名の項目をクリックしてみてください。

〇外反母趾など 痛みの改善について その1

◆1 施術者のアドバイスに従わずに

相変わらず外反母趾を助長する足の使い方をしている

〇外反母趾など 痛みの改善について その2

◆2 施術者のアドバイスに従わずに改善のための

エクササイズを全くしない

〇外反母趾など 痛みの改善について その3

◆3 痛みが出るとわかっている靴を履き続けている

(当店では、靴についても簡単なアドバイスをしています。)

〇外反母趾など 痛みの改善について その4

◆4 外反母趾以外の指の不調が原因で痛みが取れない

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今回は、

◆5 痛みがあることが当たり前の状態になってしまっている

(脳の問題・痛みの記憶化)

です。

人間の脳は、「安定化指向」と「可塑性」という特徴があります。

「安定化指向」というのは、「大きく変わりたくない」という傾向です。

皆様も一旦、会社に行く道のりが習慣化されるとそれを変えたくない

というよりも変えようとも思わないかもしれませんが、

それが「安定化指向」です。

いつもと同じ行動をしていることで、快適さを感じ、ココロが安定します。

もう一つの「可塑性(かそせい)」についてですが、

これは、「ほんの少しだけ変わることができる性質」です。

自覚できるかできないか?レベルの変化は、脳は、受け入れることができます。

しかし、急激に変わるというのは、居心地が悪いので

いきなり変わることができません。もとに戻ろうとしてしまうのです

(安定化指向)。

ですから、例えば、腰痛で、整体などでうまく矯正されたとしても、

体のレベルとしていつもとあまりにも違う場合は、もとに戻ろうという力が

働いてしまうのです(安定化指向)。

だから、何度か矯正してもらって、新しい状態を少しずつ受け入れて

行かれるようにして、腰痛を治す必要があるのです(脳の可塑性。)

さて、この2つの脳の性質を紹介しましたが、

痛みが取れない理由としては、脳との関連としては

外反母趾の場合は、以下のようなわかりやすいものがあります。

私のブログで整形外科に行くと外反母趾の場合は、どういう処置をされるのか?

という話を以前、書かせていただいたことがあると思います。

一般的には、整形外科では、インソールを作らされます

土踏まずの部分を持ち上げるように

かなり高さのあるしっかりしたインソールを作ることになります。

これは、外反母趾の方がよく偏平足だと言われるように、

土踏まずをつぶしてしまうような

体重のかけ方で立ち、歩いているのを矯正する目的があります。

このインソールを靴に入れて、歩くと、快適なのでは?

と考える方は多いかもしれません。

が、実は、いつもと違った足の使い方になってしまうために、

最初は、「変な感じ」、あるいは、「いつもよりも足が疲れる」というような

結果になることも多いのです。

なので、元の自分の足の使い方に戻ろうと無意識レベルで

行動しようとします(脳の安定化指向)。

人によっては、心地悪いので、インソールを使うのをすぐに止めてしまうでしょう。

 

つまり、 「痛みがあることが当たり前の状態になってしまっている」

というのは、その状態がその人にとって安定している状態ともいえるのです。

しかし、「元の自分の足の使い方に戻ること=外反母趾を助長する」

ということになりますので、

「痛みが相変わらず取れない」

ということになります。

 

また、痛みは、感情とセットで記憶に残ることもあります。

記憶というのは、痛みがあった時の環境の状況もセットで記憶に残ります。

これの例としては、スキーで膝の靭帯を怪我した場合、

その怪我が治って、20年も経ってたとしても、

雪国に行く機会があったときに、ずっと痛みがなかった膝の靭帯が急に

疼きだすことがあります。

雪を見たときに、その怪我をしたときの情景が思い出され、

それと同時に膝の怪我をした靭帯の場所が疼きだす。

実際に何かあって疼いているというよりも記憶が引き出されたと

同時に痛みがよみがえる・・・ということもあります。

外反母趾についても、何らかの刺激がきっかけで、

一時的ですが、記憶の痛みが出てくるということもあります。

 

次回は、外反母趾の痛みが改善するのにHPの回数よりも

かかってしまう原因についてのご紹介、

◆6 施術後、明らかに痛みが少しずつ改善しているのに、

改善していることに意識が向けられず、

残りの痛い状態にばかり意識がむけられている(ネガティブ思考)

について、ご説明させていただきます。

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