外反母趾と糖尿病(重度)

[2017年04月03日(月)] カテゴリ: 糖尿病と外反母趾

今回は、外反母趾と同じところに問題が出る
糖尿病についてです。

当サロンでは、
重度の糖尿病の方の施術は
お断りしております。

糖尿病は、合併症が足に出て
壊疽が起こることは、
一般的に知られています。


(実際の写真は、載せられないので
ネコちゃんの足を借りてきました。
ちなみにこの写真は、
健康なネコちゃんの写真です。)

これは、糖尿病による神経障害が
足に出て起こっているからです。

足に出る場合は、

知覚神経障害

という神経障害が起こっている
ことになります。

糖由来のソルビトールという物質が
末梢神経に溜まってしまうのです。

「知覚神経障害」の症状としては、

◆手足のしびれ
◆痛み
◆手足の感覚がにぶい
◆こむら返り
◆その他

などがあります。

この中で
「感覚がにぶい」
というのが関係があります。

「感覚がにぶい」
ちょとした怪我や傷などに
気づかないことがあり、
細菌に感染しやすく、
これがひどくなって壊疽を起こし、
切断となってしまうのです。

また、血流に問題が起こり
脚(足)へ血流の流れが遮断され、
血流が滞った部位の細胞が壊死して
しまうこともあります。
この壊死が、感染して壊疽を
起こしてしまう可能性があります。

この背景には、

閉塞性動脈硬化症

が隠れている場合があります。

以前に、糖尿病の治療中でいらした方(70代女性)が
足の状態が、ふくらはぎ外側面の色素沈着と
潰瘍を起こしている状態なのに
ご本人は、潰瘍はあまり痛くないと
言っておられました。
「じゅくじゅくしている」と
おっしゃていました。
見るからに痛々しい状態です。
その時点で、気づいてほしいのですが。

こういった場合、本来ならば、
糖尿病を診察してもらっている
主治医に相談するはずなのですが、見た目が
恥ずかしいとのことで相談してないとのことでした。
(もし、あなたにこういった疑わしい症状が
出ているのならば、恥ずかしいというのではなく
一刻も早く、お医者様に相談しましょう。)

普通の人なら相当痛みを感じるはず
なんですが、鈍感になっているので
痛みを感じにくいのですね。

外反母趾の痛みがよく出る
母趾の付け根のでっぱりの部分は、
彼女の場合は、赤紫色(赤黒い)になり
合併症の始まりかなと
思う状態になっておられました。

一般的に、外反母趾の母趾の付け根の
でっぱりの部分は、単純に
赤くなっている人は多いのですが、
赤紫色(ドス黒赤い感じ)の方は、
あまりおられません。
(ぶつけるか何かした場合は例外)。

糖尿病は、血糖の問題、すなわち
血液の問題ですので、
それ由来の症状ということになります。

こういった症状が足に出ていない方は、
当サロンで施術を受け付けることが
できますが、
上記のような重度の糖尿病による
神経障害の症状が出ている場合、
施術をお断りしています。

もし、あなたの身の回りの方で
糖尿病をわずらい、
足に疑わしい状態が出ているようであれば、
すぐに主治医に診せて
相談してください。

高齢化に伴い、
糖尿病の症状が進んでおられ、
壊疽から切断になる方も
多いそうです。

一人暮らしのお年寄りも多いので、
そのご家族の方は、
ぜひ、気にしてあげてください。

誰もがいつまでも健康で
歩きたいのです。

壊疽で切断!!ということになる前に
お医者様にしっかりと
相談しましょう。


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