最近、気になる浮き指
当サロンで、外反母趾矯正整体をされているお客様の中には、
外反母趾以外には、「浮き指」の方もいらっしゃいます。
「浮き指」は、足の指を使わずに歩いている
すなわち、足の指の付け根(ハラ)を使って歩いている
状態です。
ですから、足の指の付け根にタコやマメができやすかったり、
その部分の皮膚が固い角質化の状態になったりします。
歩くことでかかとにも直接衝撃が行くために
かかとに痛みが出る人、その衝撃から、
膝の痛み、腰痛、背痛み、頭痛になる方もおられます。
足の3点アーチのバランスは当然崩れています。
このように外反母趾だけでなく、プラス「浮き指」だったり、
プラス「内反小趾」の方もいます。
(これら3点セットの方もおられます。)
それで、先日、外反母趾の施術でいつもいらしている方に
足を使って
「グー・ピー・パー」をやってもらったところ、
初回よりも動きがよくなってはいるのですが、やはり、動きが途中で混乱している・・・感じでした。
ぎくしゃく、ぎくしゃく・・・。
外反母趾の状態が進んでいる方は、足さきの柔軟さが失われている方も多く、
この「グー・ピー・パー」がスムーズにできない方は結構おられます。
普段は、遠目から動きだけ見て足の柔らかさ等を見ているのですが、
先日の方には、施術中、目の前で「グー」をやってもらいました。
「むむ、これは、出るところが出ていない・・・。」
簡単なご家庭でもできる浮き指かどうかの判定の目安としては、
グーをしたときに第2指から第4指までの骨が出るかどうかが目安になります。
これは、わかりやすく、手で「グー」を
やって見せているところです。
皆様も手をグーにしてみてください。
ゴツゴツと関節の部分が出ますよね。
足でやるとゴツゴツの部分の皮膚の色が
白くなる感じです。
以下が「浮き指」の方の「グー」
そう、ゴツゴツが出ないんです。
もちろん、ご本人は、ゴツゴツを出そうと
必死で「グー」をして努力しています。
そして、以下が浮き指じゃない人の「グー」
第4指の部分が分かりづらいですが、
ゴツゴツが出ていますね。
(色も白っぽくなってますよね。)
双方ともに外反母趾の足の方のものですが、
最初の写真は、浮き指の症状もある方、
後の写真は、外反母趾のみの方の「グー」
なんです。
浮き指の方のお客様は、ゴツゴツが出ないので
ショックだったようですが、
ご自身の足の特徴をまた理解されたようで、
足の指に手の指を入れて
「足首をしっかり回すのを一生懸命やります!!」
と意気込んで帰られました。
当サロンにお越しの外反母趾矯正整体のお客様は、
浮き指の方も半数以上いらっしゃいます。
やはり最近多いということなのでしょうね。
痛みを伴うようになったら、正直重症です。
(歩き方に問題があるため、膝や腰、背中、首、
頭痛などとして状態が出ている方が多いようです。
浮いた指が靴に当って痛いことはあります。)
前のブログにも書きましたが、「浮き指」の方の足は、
横から見るとハイヒールを履いたままの足の形になってます。
(もちろん靴を脱いで素足になった状態でです。)
こういったことが、外反母趾の症状と一緒になると、
親指の上に第2指や第3指がのっかってしまうという
方向性に行ってしまう場合もあるのでしょうね。
しかし、悪いことばかりではありません。
この写真のグーを一生懸命やってくださっている
足のお客様は、今月で会社の経営状態の関係で
辞めることになってましたが、すぐに次のお仕事が
決まったそうです。
足は、人生の土台ともいいます。
施術も関係あるのかしら?
彼女は、人生もよくしたいと思って施術を受けておられます。
ともかく、足首は柔らかいほうが、捻挫もしにくいですし、
人生を歩くのにもいいですね。
私の外反母趾矯正整体のお師匠曰く
「足首が固い人は人生を歩きにくい。」
と言っています。
足首が固いと捻挫など怪我をしやすい足だということは確かのようです。
今日から足首をじっくりゆっくりと回しましょう♪