私の外反母趾体験記 その5(角度)
前回は、どんなときに痛みがあるのか等、
記録があるといいというお話しでした。
社会人になって、私の場合は、会社が研究所務めでした。
出勤時には、そういったヒールや先の細い靴を履いていました。
だいたい1日に30分程度しかそのような靴は履いていませんでした。
実験等をする仕事で、ようするに化学的な仕事をしていました。
酸やアルカリなど、そういったケミカルな仕事だったため、
作業着と安全靴といういでたちで仕事をしていました。
内容によっては、白衣なども来ていましたが、基本的には、作業着で仕事をしていたのです。
安全靴は、先がまるくて足を締め付けるタイプではないため、
外反母趾の痛みというのはあまり発生しませんでした。
酸やアルカリに強い靴というのでそのような靴を履いていたのです。
男性の場合は、工場へ出向く人もいますので、先に鉄板が入った
安全靴を履いていました。
(余談ですみません。この靴は当然重いそうです。)
このように私の外反母趾の足の痛みのピークは
だいたい高校生の時から30歳くらいでした。
30代以降は、ヒールなどの靴を履いたときくらいに
靴を履いている最中も痛むことはありましたが、
靴を脱いだときの痛みも一時的なもので、
それほど気にしないでいいくらいになっていきました。
今、サロンにいらしているお客様で、ずっと40半ばまで、
キャリアウーマンとして活躍しており、その後、専業主婦に
なられた方は、当時は、ヒールの靴でバリバリと頑張っておられました。
やはり外反母趾の痛みで悩まされ続けていたものの、あきらめて
痛みと共生しておられたとのことでした。
彼女の生活様式からも足は、中度~重度の外反母趾だけでなく、
浮き指も併発しており、改善に時間がかかる足になっていました。
しかし、仕事を辞めてからは、極力、スニーカーなどを履くように
したおかげで、勤めていたころよりも痛みは減少したようです。
痛みや外反母趾の状態は、ひとりひとり様々です。
50歳以上になっても相変わらず痛みがキツい人、
年齢とともに痛みは減少してきている人、
本当に様々です。
特に痛みがある人は、生活に支障が出る場合もあろうかと
思いますので、ケアは早めにしたほうがいいかと思います。
気分もふさぎがちになってしまいますし、外出もおっくうになって
しまいますよね。
それでは、人生を楽しめていない状態でもありますよね。
とてもツラいことだと思います。
この外反母趾矯正整体のHPをご覧いただき、
私のプロフィールをお読みになった方は、
私の経歴をご存知かと思います。
私は、精神的ショックが原因で生理不順(無月経)となり、6年間悩み、
香港在住中にリフレクソロジー(足の反射区療法)にて、
無月経を改善することができました。
そして、現地で英国式リフレクソロジーの資格を取り、
現地サロンで修行をするわけですが、
主に、日本人観光客の足を施術させていただいておりました。
彼女たちの足は、やはり外反母趾の方が多く、
今から約15年前くらいの話になるのですが、
その当時も外反母趾の対策はテーピングがメインで、
ひどいようなら手術で骨を削るというやり方しかなかったようでした。
私の同僚も私よりもひどい外反母趾でした。
彼女の場合は、ほぼ重度に近いの外反母趾。
私は、中度の外反母趾でした。
この重度、中度という目安は、本によって若干差があるようですが、
足の母趾(親指)が、小趾(小指)側に傾いている角度で決まります。
〇 軽度 15~20度
〇 中度 20~40度
〇 重度 40度以上
このチェック方法はとても簡単です。
足の内側のラインで母趾の付け根が曲がる角度を測ります。
私の下手な絵ですみません。
赤のところの角度のことです。
私の外反母趾は、中度だったのですが、
この外反母趾矯正整体で軽度になりました。
外反母趾矯正整体の最初の目的は、痛みを軽くすることにあります。
曲がりを改善するには、骨と骨の間の癒着の部分の改善等に
働きかけることもあり、地道な作業故にお時間がかかります。
本当に細かい部分に働きかけるのです。
ちなみに足の部分の骨の数は、28個あります。(片足)
外反母趾ではない方の足も、中足骨の部分は大きいので、
多少でっぱりがあります。
定規ではかったようにまっすぐな足の人はほとんどいません。
ちなみに、イメージとして、外反母趾ではない方の足も
承諾を得て掲載させていただきました。
(写真は、40代女性 会社員)
いかがですか?
外反母趾でない方の足も本当に様々です。
男性の足も浮き指になっておられる方は意外と多いですが、
外反母趾の方は少ないので、見てみるといいですよ。